二つ目のエンジン、同じスタジオ
Seedream 5.5 AI画像生成
ブリーフを書き、参照画像を添え、確認して、1か所だけ変える。Seedream 5.5はNano Banana Proと並んで使えるので、ブリーフごとに合うエンジンを選べます。

要点まとめ
- 修正の規律から始めます。失敗した判断を言葉にし、そこだけを変えて比べます。
- 商品、衣装、顔、配色を固定したいときに参照画像を加えます。
- Seedream 5.0 Pro、Flash、レイヤーのワークフローが必要なら、それぞれのページへ。
Seedream 5.5とは?
Seedream 5.5 は、nanobanana-pro.studio で Nano Banana Pro と並んで使えるもう一つの画像モデルです。Nano Banana Pro を置き換えるものではなく、Gemini をベースにしたものでもありません。このスタジオの主役は今も Nano Banana Pro で、そのトップページでは Gemini 3 Pro Image の強みが紹介されています。一方、この Seedream モデルのページが伝えるのはひとつのリズムだけです。ブリーフを書く、参考画像で固定する、結果を見る、一か所だけ直す。
なぜ同じスタジオにエンジンが二つあるのか。ブリーフによって合うエンジンが違うからです。Nano Banana Pro なら一枚目からほぼ狙いどおりという依頼もあれば、モデルを替えたほうが早い依頼もあります。どちらが上かで悩むより、同じページ群の中で気軽に切り替え、結果で決めればいい。スタジオには Nano Banana 2、GPT Image、Seedream 5.0 のページもあり、それぞれの話はそれぞれのページに任せています。
使うのは、商品カタログやショップを運営するチーム、広告素材を作るグロースデザイナー、教材や報告書に挿絵が必要な先生や運営担当、既存の版権に触れないオリジナルのコンセプト画が欲しいインディーゲームのチームなど。慣れたスタジオから離れたくはないけれど、比べられる選択肢がもう一つ欲しい、そして直すたびに理由を説明したい人たちです。
大切なのはプロンプトの華やかさではなく、修正のときの規律です。まずどこが外れたかを見つけ、そこだけを直します。
スタジオの中では、作風の違う同僚がもう一人いると考えてください。同じ依頼を二人のデザイナーに渡してそれぞれ一案ずつ出してもらい、狙いに近いほうを掘り下げる。その感覚で使えます。画面に長い文字を正確に入れたいときや、Nano Banana Pro の進め方に慣れているときは、そのまま Nano Banana Pro を。一回ずつ進めて何を直したか説明できる流れが欲しいときに、このモデルを試してください。どちらの結果も互いの参考画像として使えます。
1回の調整で直すのは1点だけ
いちばん大事なことから。一回の修正で変える判断は一つだけです。
気に入らない画像は、全体が間違っているのではなく、ある一つの判断がうまくいっていないことがほとんどです。背景がにぎやかすぎて主役が埋もれる。光が余計なところにあふれる。トリミングで見出しの位置や商品の端が切れる。関係のない小物が写り込む。手を動かす前に、どれなのかを一言で言ってみてください。たとえば「背景がうるさい」。
そして、その一点だけを直します。ほかの記述は一文字も変えず、生成したら新旧を並べて比べます。うまくいけばその修正は使える知見になり、外れたら一つ前に戻ればいい。原因の一文がわかっているからです。
一度に五、六か所変える人も多いのですが、それでは画像が変わってもどれが効いたのか説明できず、次に似た問題が出てもまた運任せになります。一か所ずつ直すリズムなら、どの版にも変えた理由があり、チームの話し合いもずっと楽になります。レビューのコメントも「もう少し調整して」ではなく「次の版:背景の彩度を下げる」と書けます。
目安を一つ。この版で何を直すのか一文で言えないなら、生成せずにもう一度画像を見直しましょう。
版ごとに変更内容がわかる名前を付けておくのもおすすめです。「v2 右の小物を削除」「v3 光を柔らかく」。プロジェクトの終わりに見返せば、その並び自体が貴重な振り返りになります。
いつ終わりにするか。四つのチェックがすべて通り、直近の修正による違いが言葉にしにくくなったら書き出しどきです。三回続けて同じ判断を直してもうまくいかないなら、原因はその一文ではなく、もっと前のブリーフにあるかもしれません。最初に戻って主役と比率を確かめるか、同じブリーフを Nano Banana Pro で一度回してみてください。エンジンが二つ並んでいる価値は、行き詰まったときにもう一つの道があることです。
参照画像で変えたくない要素を固定
商品、服、人物の顔、ブランドの配色を何回分も同じに保ちたいときは、参考画像をアップロードして固定します。参考画像は「変えないもの」、文章は「変えるもの」と役割を分ければ、モデルが崩れにくくなります。
修正内容は普段の言葉で書きましょう。たとえば「このコートのシルエットと色はそのまま、場所を夕方の街角に、人物は画面の左を見る」。専門用語はいりません。何を残し、何を変えるかがはっきりしていれば十分です。
参考画像の選び方で結果は大きく変わります。主役がはっきりしていて、光が均一で、何にも隠れていない画像がいちばんです。暗すぎる、ぼけている、主役が小さい画像は足を引っ張ります。本当に固定したい一、二枚だけにしましょう。多すぎるとモデルが何を重視すればいいのか迷います。
参考画像と文章は同じことを言うようにしてください。参考画像のコートがマットな生地なのに「つやのあるレザー」と書けば、モデルは迷います。参考画像の一部を変えたいときは、それを「変えるもの」の文にはっきり書きます。また、同じ回で参考画像と文章を両方替えるのは避けましょう。どちらが効いたのかわからなくなります。

ブリーフから一枚の画へ
流れは四つ。ブリーフ、比率、生成、レビューです。
ブリーフは主役から書き、次にシーンと光、最後に成否を分ける細部を書きます。たとえば「オフホワイトのキャンバススニーカー、斜め四十五度、薄いグレーのコンクリートの床、早朝の横からの光、靴ひもは自然にほどけている」。
比率は掲載場所で決めます。商品一覧なら正方形、スライドなら横長、フィード広告や縦長バナーなら縦長。先に比率を決めておけば、構図が切れてしまうことはありません。
一枚目ができてもすぐにプロンプトをいじらず、順番に見ます。主役がひと目でわかるか。見出しや価格、ボタンの場所が空いているか。光の向きはそろっているか。余計なものはないか。最初に引っかかった項目をメモし、先ほどの「一か所だけ直す」で対処します。
同じブリーフで二つのエンジンを比べたいなら、Nano Banana Pro とこちらで一回ずつ回し、同じ基準でレビューして、直す量が少なかったほうを残します。
ブリーフの順番もひとつの指示です。前に書いた内容ほど重視されやすいので、主役を長い背景描写の後ろに隠さないでください。広告の例も一つ。「木のカウンターに置いたアイスアメリカーノ、グラスに水滴、背景はぼけたカフェの窓、午後の暖かい光が左から、画面の上三分の一に見出し用の余白」。比率は縦長。レビューでは上の余白が足りているか、グラスが最初に目に入るかを重点的に見ます。シリーズで作るときは、一枚目が決まったらそのブリーフを保存し、以降は主役やシーンの一文だけを差し替えましょう。
1. ブリーフを書く
主役が先、次に場面、光、そして今回の成否を決める細部。
2. 掲載先で形式を選ぶ
商品タイル、スライド、バナー、正方形の SNS 画像。構図より先に形式を決めます。
3. 生成して確認
好みだけでなく、ブリーフに照らして階層、構図、光、散らかりを判断します。
4. 一か所変えて、比べる
判断をひとつだけ直し、いつでも戻れるバージョンの履歴を残します。

実用的な質問
Seedream 5.5 よくある質問
文章のブリーフから画像を作り、参考画像で商品や服、配色を固定し、一回に一つの判断だけを直しながら、商品画像、スライドの挿絵、コンセプト画、広告ポスターを使える状態まで仕上げられます。
商品、服、人物の顔、配色を何回分も同じに保つ必要があるときです。
一か所ずつ直せば、それぞれの修正の効果が見え、いつでも使えていた一つ前の版に戻れるからです。
Seedream 5.0 Pro には独自の進め方を紹介する専用ページがあります。こちらのページはブリーフから画面までのリズムと活用シーンを扱います。選ぶ前に 5.0 Pro のページで比べてみてください。
どちらも使えます。同じブリーフを両方で一回ずつ回し、一枚目の直しが少なかったほうを残せば十分です。Nano Banana Pro の強みはそのページで紹介しています。
いいえ。公式の説明では、Gemini 3 Pro Image が Nano Banana Pro のベースです。この Seedream モデルは別の独立したモデルの選択肢です。










